ついに今年の夏休みも今週で終わってしまう。
明日と明後日の土日が過ぎれば、いつもの学校生活・幼稚園生活の母のスタート。
いくつになっても夏休みが終わる頃には
なんか寂しい気がするもんですね。
夏休みの後半になってから日々この時期が来ることを恐れていましたが、
ここ数日で、ようやく心配事の一つが無くなって、ホッした面もあります。
それは、長男の夏休みの宿題や自由研究。
長男の夏休みの宿題については、『野球少年よ。どうして学校の算数も大切だと思う?』の記事内容が効果バッチリで既に片づけることができていましたが、残す“自由研究”については まだまだ甘くはありませんでした。
自由研究については、
夏休みが始まる前に学校の先生から「自由研究計画書」というものを渡され、
その計画書は「今年の自由研究は何をするか」「どのように研究するか」などを
記述するものだったのですが、
この計画書に、長男は「どうしたら宿題が無くなるか」をテーマに書いて提出しました。
私は「え~~~!?」と思ったのですが、
夫・銀蔵は・・・
見事に「テーマを考え直して下さい」と却下されました。
(長男は父ちゃん大好きなんだよねぇ~)
夫・銀蔵はしばらく考え込みました。
却下の理由は、「このテーマは理科や社会に関係ないからダメです」
「自由研究は、理科や社会に関係することにして下さい」とのこと。
「どうしてもこのテーマをしたいのであれば、お父さんかお母さんから先生に電話を下さい」
とのことです。
自分が電話したくない都合を優先して、長男に考え直すようにと思ってしまった自分…。
自己嫌悪に落ちいてしまったのが、夏休みが始まる直前の事です。
ただし、おまえが条件をクリアすればね。まずは、この計画書を書きなおして、父ちゃんに見せてみろ。
確かにこの計画書には「宿題は嫌い」ということしか書かれていないよな。
それじゃあ、先生だって、おまえの考えていることが分からないかもしれないもんな。父ちゃんは「どうしたら宿題が無くなるか」というテーマは立派なテーマだと思うぞ。
このテーマへの向き合い方によっては、算数や国語の力が養われるし、何より本当の社会の勉強にもなるからな。
でも、自分の本当の考えをしっかりと伝えることは、とっても難しいことだ。真剣に相手の立場・読み手の立場に立って、「どうしたら自分のやりたい事・考えが伝わるか」ということに向き合うことから始めてみな。
多くの事は、「却下されてからがスタート」「失敗してからがスタート」だ。
おまえが計画書を真剣に書きなおした内容によって、その意欲が父ちゃんに伝われば、先生に電話したるからな。その代わり、一発勝負な。
これじゃあ、残念だな。不合格。
まず初めに「真剣な一発勝負だ」って言ったよな。
真剣な一発勝負の提出物で、こんな雑な字を書いたらよくないよな。
提出物とは、「自分が書いたもの」ではなくて「相手に見てもらうもの」。
この時点で、内容がどんなに素晴らしくてもアウトだぞ。
これからおまえは、いろんな手紙を書くこともあるだろう。ラブレターとかもそうだよね。
将来いきたい学校があるなら、願書を書いたり小論文を書いたりすることもある。
企業に就職するなら履歴書を書くこともあるし、家を買うためや事業のための借金をするときには手書きの資料も必要になるときもある。
自分が一生懸命書いたり作ったりしたものでも、それを皆が最初から見てもらえるとは思うな。見てもらうための向き合い方から大事だぞ。
今回のこの提出物は、それほど真剣に強い思いを込めて書いたか?
長男はそのテーマを断念することになりました。
でも、何かを少し理解したような顔つきでした。
自己都合でホッとしてしまった自分にも自己嫌悪…。
長男は夏休みの宿題が終わっても、自由研究だけはずっとフワフワしていました。
軌道修正することが難しいんでしょうね。
この気持ちは私もとっても分かります。