猛烈な台風15号の直撃から約1週間が経過しました。
千葉県の多くの地域では、未だ大規模な停電が続いており、
過酷な生活を余儀なくされている方が多いようです。
うちの場所ではありがたいことに停電も無く、
最小限の状態に留まることができたのですが…、
千葉県内各地の状況をテレビ報道されるたびに胸が痛み
また、自分が役立てることができないという無力さに苛立ちを覚えます。
千葉県の南部には、夫・銀蔵が所有している別荘があり、
過去には、「こっちの別荘に家族全員で移り住もうか」などと
話していたこともありますので、
今回の災害に関しては、特に強く身近に感じています。
もし、うちも1週間以上も停電が続いたとしたら・・・。
このように考えることは、
これらから万が一の場合の家族を守ることにもつながりますし、
我々の仲間や同じ地域の方々にとってのヒントとなりえるかもしれません。
また、無力ではありますが、このブログにて考えを発信することによって、
何万人に一人、何十万人に一人の確率かもしれないけれど、
誰かの何かのお役に立てるかもしれません。
さて、災害時に停電が起きたり断水が起きたりした場合に困ることとは、
・お風呂
・食べ物
・飲み物
・洗濯
・灯り
など、たくさんありますが、
ちょうど1年前に起きた北海道地震で起きた大規模停電を受けた
北海道の私の義母や義父の経験談を聞きますと、
「トイレが非常に困ったことの1つ」と話していました。
・・・トイレ、確かに、こればかりは我慢しようにも限界がありますよね。
トイレは断水の際には貯蔵している水があっても限りがありますし、
地震等で配水管が壊れてしまった場合には、汚水を流すこともできません。
国土交通省ホームページ(https://www.mlit.go.jp/common/001180224.pdf)より
このような時のためにも介護用トイレなどが販売されてはいますが、
なかなか災害時のために準備をしておくことは敷居が高いですし、
場所もとりますので、あまり現実的では無いですよね。
それに、一時的に用を足せるといっても、
受け要領にも限りがありますから、何日も断水が続いた場合には
対応することができません。
私が考えた限りではどうしようもないので、
夫・銀蔵の考えを聞いてみると・・・
その内容に近いことを試したこともあるから、大丈夫のはず。
大人が乗っても壊れるようなことはありません。
その中に「おがくず」を入れておけば、バイオトイレに早変わり!
だそうです。

用を足すたびにかき混ぜるのですが、
そうまでしなくても、予めおがくずを敷いておいて、
用を足した後に、おがくずを被せるようにしても十分機能する。
見事に嫌なにおいもしないし、節水にもなる。
ちょうど穴がふさがる蓋ができてしまうのです。
以外にも安定感が高く、また、座るお尻の部分もあまり痛くないのです。
- 座り心地は最低限許容できる洋式トイレ
- 匂いも気にならない
- 最大限に節水できる
- 平常時に使わない時にはたためるし、他の場面で活躍
・・・と、現実的に助かりそうです。
なお、「おがくず」が無い場合には、
炭を敷いても良いし、
新聞紙で代用しても消臭効果が良いらしいです。
あとは、重曹や枯れ葉なども効果的とのこと。
これなら、何かしら家にあるもので対応できそうですね。
今現在も過酷な生活を強いられている大勢の方々、
私ができることであれば出来る限り力になりたいですが、
今の私には知恵の橋渡しくらいしかできていません。
せめて、大変さを少しでも減らすための参考にでもなればと思っています。