『人村』第1話

岩井銀蔵 作の課題物語『人村』第1話

先週の土曜日の雨の日に見たドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です』
あまりにも凄かったので、夫・銀蔵にも強くお勧めしたところ、
夫も次の日の日曜日に全10話をいっぺんに見てくれました。
(前回記事:ドラマ『3年A組』が凄い!後世に遺したい。

夫・銀蔵からは、

夫・銀蔵
後世に遺したいドラマ、ベスト5に入るかもね。
と感想を話してくれており、
私も是非とも、うちの子どもたちに見せたいドラマだなと思っていました。
でも、うちの子供たちは、まだ10歳・7歳・5歳・3歳と、まだ小さいので、
きっと今はまだ理解が難しいと思いますし、
全10話を見るためには、約10時間も時間を作ってあげなければいけないですよね。
そんな思いを夫・銀蔵に話しましたところ・・・
夫・銀蔵
じゃあ、子ども向けに作ってみようか。
ということで、昨日、私と10歳の長男に
夫・銀蔵が作った物語『人村』の第1話を手渡されました。
夫・銀蔵
ONEPIECEの話も少しだけ参考にしてみた。
おまえら、まずは第1話を読んだ後、読書感想文な。
読書感想文の指令も受けてしまったことに「あちゃ~」と思いましたが、
わざわざ私たちのために作ってくれた即席物語、
第1話は、長男の目にはどう映るのでしょうか。

『人村』第1話

ある村の山の奥に一人の老人が暮らしていました。

その老人は、まるで予言者か魔法使いのように、
多くの人が知りようもないことを知っており、
多くの人が経験したことのないことに対する向き合い方を知り、
未来のことも言い当てる不思議な力を持っています。

「あちらの山の中に宝石が入っているよ、掘ってごらん」
というときは、掘ってみると本当にルビーやサファイヤが出てきました。

「来年は、雨が降らない日が続いて、農作物が大変になるから、
今のうちに、井戸を多く掘っておくといいよ」
というときは、本当に干ばつが起こり、
井戸水のおかげで農作物を助けることができました。

このように、これまで、その老人は、その不思議な力で、
村人たちを、村を襲う いくつもの災いから、守ったり、
富をもたらせてくれたりしたので、
多くの人たちに親しまれていました。

しかし、その老人は、ある日・・・

「あちらの森の木は、村人たちに災いをもたらすから、
すぐに全て切り倒したほうがいい」

と言いだしました。

その話を聞いた村人たちは、
これまでの老人に対する態度を大きく変え、
多くの村人たちが、老人に対して怒りだしました。

なぜなら、その森は“守り森”といって、
村人たちが古くから大切にしている森であり、
昔から村の皆を見守ってくれる神様が住んでいると
言い伝えられ信じ続けている森だからです。

また、その森からは、神様からの恵みとして、
その村ならではの美味しい木の実や山菜を採ることができるため、
毎年 他の村との良好な関係を保つための贈り物を
採取する重要な場所でもあったのです。

「あの爺さんには、これまで何度も助けてもらったけど、
こんなことを言い出すことだけは絶対に許せない!」

「あの爺さんは俺たちと他の村を仲悪くさせる気か!?」

「ついに、あの爺さん、ボケちゃったんだな。」

「もしかしたら、俺達、ずっとあの爺さんに
都合よく使われていたのかもしれないぞ。」

と、多くの村人たちが老人に対して
不信感や憎悪感を抱くようになったのです。

そして、
もう、老人の話には、耳を傾ける人がいなくなり、
誰一人として、その森の木を切り倒そうとするものは現れませんでした。

そこで、村人たちの嫌われ者となった老人は、
自らが、その森に足を運び、次々と木を切り倒し、
その森から1本も木が残らないように、
森を裸にしてしまいました。

それを知った村人たちは、大激怒。

多くの村人たちが、クワやナタを持って、
老人を八つ裂きにする勢いで老人宅に押し寄せてきました。

「ジジィ!なんてことをしてくれたんだ!」

「来年からの他の村との関係をどうしてくれる!責任を取れ!」

「今すぐ、この村から出ていけ!さもなくば、その命を奪ってやる!」

これらの村人に対して、老人は、
丁寧に理由や状況を説明しようとしましたが、
やはり、怒り狂っっている村人たちは、
誰も老人の話を聞こうとしませんでした。

そして、老人は、仕方なく、その村を出ていくことにしました。

・・・老人が村を出て行った翌日、

村人たちは、老人によって裸にされた“守り森”を何とかしようと、
みんなで森に出かけました。

以前までは、多くの木々が生い茂り、
小鳥の鳴き声なども心地よく聞こえていた場所だったのですが、

今では、立っている木が一本も残らず、
シーンと静まり返った寂しい場所となってしまいました。

この森の様子を見ている村人のなかには、
老人に対して怒っている人たちだけでなく、
悲しみのあまりに泣いてしまう人たちまでいました。

「小鳥さんたち、ごめんね。住む場所を無くしてしまったよね」

「この森から採れる木の実を毎年楽しみにしてくれている他の村の人たち、
ごめんなさい。もう、あの木の実を贈ることはできない」

「子どもたちがよく遊んでいたこの場所、こんな状態では危なくて、
遊べないよね。遊び場所を奪われた子どもたちが可哀そう」

これまで村の人々の笑顔や安心を与えてくれていた“守り森”は、
村の人々の怒りや泣き顔、不安を与える“悲しみの森”と呼ばれるようになったのです。

1人の老人の手によって…。

第2話に続く。

>夫・岩井銀蔵の妻として

夫・岩井銀蔵の妻として

小さい頃から私は、「毎日学校の人たちとすれ違うだけで緊張する」「運動会は人が多いから大嫌い」「電車に乗るのはいつも誰かに見られているような気がして怖い」と、とても生きづらい毎日を過ごしてきました。それは大人になっても変わらない日々が続きましたが、夫や家族たちの支えのおかげで、私は私の“夢”を持つことができるようになりました。
今は家計も育児も夫に頼りっぱなしですが、「本当の生きる力」を養って、社会的自立に挑んでいきたい!このように考え・行動できるようになったのは、やはり夫の“厳しい愛”の力が大きいのかもしれません。
いつも家族や皆の夢の応援をしてくれる夫に対し、私も微力ながら夫の夢を応援したいと思っています。夫・岩井銀蔵のブログも宜しくお願い致します。

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